国を越えて、人と技術をつなぐ開発責任者。
プロフィール
業務委託という形態でオルグローに関わっていただいた経緯があり、
2022年にオルグローに入社。3児のママとして、育児と仕事に大奔走中。
システム開発について幅広い経験を持つ山西さんは、エンジニアリングソリューション事業部とクリエイティブラボ事業部で活躍中です。日本の顧客とベトナムのエンジニアをつなぐ橋渡し役として、システム開発の上流工程からプロジェクトマネジメント、エンジニアの育成まで幅広く担当。文化の違いを尊重し、チームの成長と事業の拡大を目指す山西さんご自身の好奇心や向上心の高さが、事業の強い推進力になっています。
まず、ご自身の経歴を教えてください。
キャリア初期はプログラマ・システムエンジニアとして、主に業務系のWEBシステムの開発に携わっていました。
その後、幅広い知識と経験を求め事業会社ビジネス部門でのビジネスアナリストや大手SIerでの品質管理部門での経験を経て、PMへとキャリアアップしていきました。
PMとしては業界・サービス問わず様々なプロジェクトを担当し、100名規模の金融関連プロジェクトのマネージメントも経験しました。インド・中国・ベトナム・フィリピンのオフショア開発経験があります。
なぜ、オルグローへの入社をお決めになられたのですか?
かつて業務委託でオルグローで働いていた時、ベトナム人の開発エンジニアと管理マネージャーがすごく優秀で印象に残っていました。
こんなに優秀な人達が働いているんだという驚きと共に、ベトナムは可能性に満ち溢れている!と感じ、彼らとの仕事にとてもやりがいを感じていました。
しかし、3人目の子供の出産のタイミングでいったん業務委託契約解消となったのですが、そのしばらく後に新型コロナウイルスが世界中で拡大してしまいました。
そのため、オルグローとの縁は途切れてしまったのですが、数年ほど別の会社での仕事を経験した後で、オルグローの開発マネージャーの席が空いたので改めて一緒に働かないか、とお誘いいただきました。
私自身も「またオルグローラボのメンバーと仕事がしたいなー」とずっと思っていたので、快く承諾しました。
今、担当されているお仕事内容について教えていただけますか?
オルグロー本社の開発・制作部門のマネージャーとして、自社サービスや社内システムのシステム開発やコーポレートサイトやサービスサイトの制作の全体管理をしています。
システム開発においては、事業会社SEの業務も行っており、ビジネスサイド(事業部門)との業務要件定義からシステム要件定義・設計を行い、ベトナムの開発チームを管理する、ビジネスアナリスト兼PMの役割から時にはシステムエンジニアやブリッジSEを担当します。
また、ベトナムのグループ会社であるオルグローラボではオフショア開発で活躍する技術者の全体責任者として、ベトナム人エンジニアの採用・教育から、ラボ型のエンジニア派遣でお貸し出しをしているベトナム人エンジニアのサポート業務を統括しております。自らベトナム人エンジニアのサポートを行なったり、お客様のディレクションのサポートを担当することもあります。
ベトナムのメンバーと働くうえで、日本とのカルチャーギャップみたいなものはありますか?
やはり、文化や考え方の違いはありますね。
報告のタイミングや、問題解決のフローなど、ベトナムに限らず、フィリピンやインド、中国など、他の国の人達と仕事をしたときも同様の違いを感じました。
どちらが正しいとは一概に言えませんが、特にラボ型開発ではベトナム人開発者が日本のクライアントと密に仕事をするので、日本のワークフローにあわせてもらう必要があり、うまくメンバーを導いていかないといけません。
ベトナムのエンジニアは技術力がとても高く、真面目な人が多いです。その上、ハングリー精神や向上心が強いので、そのような良い部分を活かしながら、日本側から「ベトナムのオフショアの品質が高い」と、言ってもらえるようになりたいですね。
そのためには、頭ごなしに指示したり押し付けるのでなくて、彼らの文化や考え方を尊重したうえで導いていく事が大事だと思います。
クリエイティブラボ事業部で働くと、どんな経験が得られますか?
システム開発やWEB制作における一通りのことは経験できると思います。
コードをガリガリ書きたい!という方ももちろん活躍できると思いますし、ビジネスサイドと直接お話し、一緒にビジネスを拡大する経験もできると思います。
一方で、ベトナム人エンジニアと協力し、共に価値を創り上げるオフショア開発ならではの醍醐味を味わうこともできます。
クリエイティブラボ事業部では、やりたいという気持ちさえあれば全て経験できます!
このような環境はなかなかないと思います。
特に、将来自分がどこに進むかを模索している方にとっては、システム開発やWEB制作のあれこれを一通り経験できて、自分の進むべき道を決められるのはアドバンテージだと思います。
私自身、これまでいろいろな仕事を選んで経験を積んできましたが、それを1社で経験できるのは魅力的だと思います。
どんな人と働きたいですか?または、どんな人が会社にマッチすると思いますか?
そうですね、「向上心があり」「好奇心旺盛で」「指示を待たずに自ら動ける人」が理想です。チャレンジしたいという意欲さえあれば、どんなことにも挑戦できる機会が用意されていますので。ただし、やりっぱなしでは困るので、「責任感を持って最後までやり遂げる人」であって欲しいです。
さらに、ベトナム人という異なる文化を持つ仲間と協力する場面が多いため、「違い」や「変化」を楽しめる方には特にマッチすると思います。文化や考え方が異なる人々と働く中で、お互いを尊重し受け入れる姿勢が何よりも大切だと感じています。
事業について、今後の目標をお聞かせください。
自社の開発制作事業における目標としては、当たり前のことではありますが、「使う人のことを第一に考えたシステムを作ること、見る側の視点で自社のサービスの良さを最大限にわかってもらえるようなWEBサイトを作って、しっかり利益をあげること」です。
システムやWEBサイトそのものよりもその先にあるエンドユーザーのために使いやすいサービスを提供して、その結果、ビジネスを成功させることを常に考えていきたいです。
オフショア開発事業としては、開発部隊をもっと大きくすることが当面の目標です。
そして、各エンジニアのキャリアパスに合った仕事を提供していきたいですね。
個人的にはベトナムだけでなく、それ以外の国にもオフショア開発事業を拡大し、様々な国のエンジニアと働きたいと思っております。